2018年07月29日

夢門前歴史塾「シズオカ茶の物語」ご報告

28日、台風を心配しつつも、
「シズオカ茶の物語」開催いたしました。
遠方よりお申込みの皆様がお越しになれなかったのは残念でしたが、台風では仕方なく…。
ここで夢門前歴史塾の様子をご報告します。

まず、第1部の講座「静岡茶の明治維新」
講師は、静岡のお茶の歴史がご専門の岡村龍男先生です。
お話は江戸時代からはじまります。
聖一国師のお茶伝説は18世紀以降に作られた?
お茶壺道中のお茶は宇治茶だった?
など、詳しい調査に基づく岡村説に、えっ?と思いつつ、引き込まれます。

足久保の御用茶、駿府の御用茶師に触れ、江戸時代の後半へ。
文政、嘉永、二つの「茶一件」と呼ばれる訴訟が、お茶の流通を真剣に考えるきっかけとなり、資本確保のため、門屋と羽鳥に設置された茶会所が明治維新後につながります。

安政の大地震、幕末維新の混乱。
まだ20代の若き渋沢栄一が静岡へやってきます。
駿府城の蔵にあった金と米を運用し、地元商人の共同出資をつのり、日本初の株式会社「商法会所」が生まれました。
渋沢が新政府に呼ばれ、上京したのち、商法会所は常平倉と名を変えます。ところが、最近の調査では、この二つは役割が全く違うものだったことがわかったそうです。常平倉は江戸末期の茶会所の、町、村方へ資本を供給する機能を引き継いでいたのです。
茶一件から得た教訓、
取引慣行を知るべし、
消費者が好む商品を商品を知るべし
安定した資本供給を確保するべし
これらが、明治の発展につながるのです。

牧之原開墾がスタートしたのは明治2年の7月27日。この日の前の日。
さらなる茶業拡大を目指した明治時代、清水の海外貿易港指定を静岡と清水の生産者はタッグを組みました。

岡村先生新発見、明治時代均一化される前の、ローカルな茶製法が詳しく記述された、ただいま解読中の津軽藩の古文書について。今後の研究に期待しましょう。
興味深く貴重なお話を、楽しくも真剣に伺ってしまいました。

第2部は、浅間通り3番街のそふと研究室、坂野真帆社長のお茶ツーリズムのお話と共に、4種類のお茶を飲みくらべ。同社スタッフで日本茶インストラクターでもある鈴木和恵さんが、呈茶してくれました。

足久保への茶摘みてんだい(静岡弁の手伝い)ツアーでのお茶を足久保山彦会の皆さん伝授の淹れ方で。
おいしかった~face02
入れ方は、Facebookのイベントページでも鈴木さんが解説してくれています。
当日、紹介し忘れてしまったのですが、添えられたお菓子は、浅間通り、葵せんべいのカステラ焼きです。

トークタイムでは、明治、大正、昭和と静岡の茶業者さんと寄り添ってきた浅間通り商店街をご紹介。浅間神社神職の宇佐美さんからは、茶商さんたちから奉納され、神前にお供えしたお茶を、お休み処でいただけることなどをうかがいました。どおりで、おいしい訳ですね。
参加者の皆様から、岡村先生へのご質問をいただいたり、和やかに楽しい時間を過ごしました。
外を見れば、晴れていて、皆様、お帰りもご無事だったことと思います。
残念ながら、午後予定のオプション企画「浅間神社本殿、大拝殿特別参拝」は中止となりましたが、浅間神社では8月中の土日と、13日から17日、午前10時と午後3時の2回実施されますので、ぜひ、お出かけ下さいませ。詳しくはこちらからhttp://sengendori.eshizuoka.jp/e1918374.html

ご参加の皆様、岡村先生、ご協力いただきました静岡浅間神社の宇佐美様、広幡様、皆様、どうもありがとうございました。
  


Posted by 浅間通り商店街 at 16:02商店街ニュース夢門前歴史塾

2018年07月22日

8月1日 平成安倍の市

連日の真夏日、かさねて暑中お見舞い申し上げます

学校が夏休みに入ったばかりで、夏はこれからなんですが、
ちょっとばて気味なんてアナタにもおススメの情報です。

8月1日
平成安倍の市
月次祭が斎行される 静岡浅間神社の境内にて開催します。


おついたちの名物になった安倍の市には
静岡の美味しいものが大集合emoji01
朝9時より午後1時までやっていますので、
お昼ご飯だけでなく、ご夕食の準備もこちらでどうぞ。
ついたちは暑い台所仕事から解放されましょうemoji02

夏休みの子供さんたちを連れて、緑のオアシス浅間神社を
散策するのもいいですね。
ひとやすみできる休憩コーナーもあります。
かき氷、冷たいジュースで一息入れてください。

さらに月次祭の神事が終わる10時30分からは
ウス茶糖の無料サービス
先着200名様です。お早目に。

神社への行き帰りは、門前町浅間通り商店街
お得なおついたちサービスをGETしましょうemoji02


8月に入ったら、すこしは暑さが和らぐことを祈りつつ、
皆さまのお越しをお待ちしております。  


2018年07月19日

静岡浅間神社の特別参拝ご案内

暑い毎日が続きますが、に囲まれたおせんげんさんは、夏のオアシスですね。散策するだけではもったいない、神社をもっと知るチャンスです。

静岡浅間神社では、毎回好評の「大拝殿昇殿特別参拝」をただいま期間限定で実施しています。

普段は外から見るだけの大拝殿。建物そのものもめずらしい浅間造りと呼ばれる楼閣造り、高さ25メートルの重要文化財なんですが、中はもっとすごいんです。昇殿したら、まずは、お詣り。それから神主さんが丁寧に説明してくださいます。

広さ132畳敷きの殿内には、狩野派の絵師による天井絵10面、数多くの蟇股(かえるまた)彫刻と見どころが満載です。
祭事などで昇殿しても、なかなかじっくりと拝見することはできません。NHKテレビ「鶴瓶の家族に乾杯」で一躍全国区の注目を集めた「舌を出した猫」の彫刻なんて、すごく分かりにくいところにあるのです。彫刻は全部がちがう絵で、金太郎、花咲か爺さんなど昔話系、神社ならではの神話系、さまざまな植物動物…わたしのおすすめは夏にピッタリ躍動感あふれるトビウオ。探してみてください。

ご希望の方は、大拝殿の上にある本殿にも参拝できます。これまで、浅間通りの「ぶら門前ツアー」などでご案内してきましたが、みなさん、感動なさいます。こちらの彫刻も素晴らしいものですし、晴れたら富士山を見ることもできます。木花咲耶姫がお祀りされていますから。

この特別拝観は、昨年夏から行われ、多くの方が参拝していますが、まだという方、ぜひ、この機会をお見逃しなく。夏休みで帰省される方、観光でお越しの方にもおすすめです。小中学生の自由研究にもぴったりemoji02

今後の日程は、次の通りです。

7月 21日(土) 22日(日) 28日(土) 29日(日)
8月 4日(土) 5日(日) 11日(土・祝) 12日(日) 13日(月)
14日(火) 15日(水) 16日(木) 17日(金) 18日(土) 19日(日)
25日(土) 26日(日)

時間は 午前10:00、午後3:00の2回です。

お申込みは不要、当日時間の30分前から大拝殿前にて受付をしています。神社の祭事などのご都合で変更になる場合もあるかもしれません。お問合せは静岡浅間神社 社務所 054-245-1820 までお願いします。

参拝、見学のあとは、浅間通り商店街でゆっくり涼んでくださいね。
  


Posted by 浅間通り商店街 at 15:18商店街ニュース浅間神社

2018年07月14日

暑中お見舞い申し上げます

今年は早い梅雨明けでしたね。

西日本各地で豪雨被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
この連休、ご支援やボランティアで被災地に向かわれる方も多いかと存じます。どうぞお身体にはお気を付けて御活動くださいますようお願い申し上げます。



さて、静岡浅間通りも猛暑です。夏空はとっても高くきれいで、出かけたくなりますが暑いです。

アーケードが日よけにはなりますが、歩くだけで汗が出ます。
の字を見つけたら一休みして下さい。


2番街 カフェ ピアノ


3番街 スイーツカフェ ゴルゴ


4番街 静岡おでん おがわ


5番街 YouMe&cookies+Bikini

かき氷は浅間通りでicon01

かつま屋の風鈴や夏小物

フジワカ電化の前にはホウキ草がゆらゆら

涼感もお届けしています。

どうぞ、みなさま、お健やかで楽しい夏をお過ごしください.icon01  


Posted by 浅間通り商店街 at 16:34商店街ニュース夢門前

2018年07月07日

夢門前歴史塾 シズオカ 茶の物語

静岡浅間通り商店街の歴史講座
シズオカ 茶の物語のご案内です。


明治維新150年企画として、メイン講座は
静岡茶の明治維新
―渋沢栄一がもたらした静岡茶の隆盛―

明治維新の後、静岡に移住した旧幕臣 渋沢栄一によって、銀行兼商社のような役割を持つ「静岡藩商法会所(後の常平倉)」が設立されました。この商法会所から多くの茶生産者が資本提供を受け、静岡茶の生産は飛躍的に拡大しました。

講師は岡村龍男先生。
安倍街道沿いで育ち、学生時代より茶業の歴史を研究し続けています。現在も葵区在住ですが、各地でご活躍中です。

2年前に今川氏についての講座をお願いしましたので、ご参加いただいた方はご記憶にあるかもしれません。幅広い知識と情報をお持ちの上に、わかりやすく楽しい語り口に、お若いながらも引っ張りだこなんです。

お茶の一大産地にどうしてなることができたのか?
ヒト、モノ、金がそろって産業として発展した静岡の茶業
ひも解いていくと明治時代の静岡もみえてきます。

後半のトークセッションでは

浅間神社お休み処で頂くお茶はどうしてとてもおいしいの?
新茶の季節に話題になった「お茶ツーリズム」って何?
浅間通りならではのお茶情報と、岡村先生への質問コーナーで
参加者の皆さまと共におはなしします。

日本茶インストラクターによる呈茶タイムもお楽しみに!

日時とお申し込み方法は

日時 平成30年7月28日(土) 午前10:00~12:00
受付開始 9:30
会場 静岡浅間神社 参集殿 (社務所2階・旧浅間神社会館)
会費 500円(当日受付にて集金)
会場へはできるだけ公共の交通機関をご利用ください。
自転車は神社指定の駐輪場所へお願いします。

お申込みは

★お名前、ご住所、電話番号、人数をファックス、またはハガキでご送付ください。
送付先:静岡浅間通り商店街(振) 歴史塾係宛
〒420-0867 静岡市葵区馬場町60
☆お電話でのお申込み、お問合せ 054-245-2322(原木肥料店)へ

さらにオプション企画

ご希望の方には 浅間神社本殿と大拝殿参拝、見学にご案内します。
神主さんの解説付で貴重な文化財をご覧ください。
当日 14:00より約1時間 初穂料 別途1名1,000円
当日参加者限定です。お申し込みの時、お知らせください。

151夢門前歴史塾は歴史の宝庫 浅間通り界隈
楽しくご紹介し、この街にもっと興味を感じていただけたら、
そんな想いで企画しています。
どうぞ、お気軽にご参加ください。
お待ちしております。



  


Posted by 浅間通り商店街 at 16:39商店街ニュース夢門前夢門前歴史塾

2018年07月03日

輪くぐりさん、1日の平成安倍の市にご来街ありがとうございました

6月30日 輪くぐりさん
お天気にも恵まれたくさんの皆さまにご来街いただきました。
商店街一同、心より御礼申し上げます。

ゆかた姿の方も多く、さわやかで素敵でした!

ご家族でお子様もいっしょに楽しんでいただけました。

笑顔があふれる浅間通り

安倍の市ファミリーの出店業者さま、
静岡大地域創造学環の学生さんたちにも
ご協力いただき、盛り上げていただきました。


翌7月1日は おついたちまいり
浅間神社の大茅の輪をバックに
平成安倍の市

真夏のような暑さの中、この日も
たくさんのお客様をお迎えしました。

連日、ありがとうございました
よい夏を過ごせそうですね。